vol.7 Genuine Leatherのレザーって?

Genuine Leatherでは、オリジナルレザーを使用しています。

わたしたちの工場の職人の中には、革の成分や性質を研究した職人が数名在中しています。また、染料会社での研究員の革製造の知識を持つ職人も数名在中しています。

鞄を作る工場で素材開発?と思うかもしれませんが、このプロセスの方が、工場内での製品製造プロセスがより効率的に良いです。

このブログを読んでくださった方はもうご存知とは思いますが、”革”を製造するということは、大変なプロセスを組んでいます。

私たちの場合は、食用として人類が頂いた肉の副産物としての動物の皮を、再利用する工程を踏んでいます。

ファッションの為に作られるレザーとは異なって、可能な限り自然のプロセスでレザーを作ります。

多くの知識はヨーロッパのタンナーからの指導によって成り立っていますが、そのベースの技術を更に現地により良い方法で取り入れています。

更にレザーは個体差があって、厚さも異なります。

それを鞄として製品を作るには、非常に困難な作業です。

中国や他の大きな工場などは最新の機械を使用して、より効率よく製品を製造しますが、わたしたちの手法はほぼ人の手を主力として、裁断機、ミシン、厚み調整以外のほとんどの工程は、人の五感を頼りにします。

この手法は、技術だけではなく、経験がないと製品をより品質よく仕上げるためには実現しません。

そのすべての工程を工場が管理することにより、より品質を向上させ、素材レベルで品質を安定させます。

わたしたちの扱うレザーの7割は、エイジングレザーの中でも、経年変化を抑えた新しいコンセプト手法で製造しています。

革本来の銀面の美しさは残しながら、お手入れが簡単でナチュラルな革の表情には定評があります。

レザーは一口にレザーといっても、アートのように作り手のコンセプトによって千差万別です。

わたしたちは、まだこの本革について数十年しか知らない、経験が浅い事業者ですが、驚くべきことに、レザーのエキスパートとして、さまざまなレザーを製造して評価をいただいています。

無名で、まだ世間にはよくしられていませんが、唯一無二のレザーは、良質な素材を用い、どこのレザー製品よりもリーズナブルに仕立てています。

ぜひお手にとっていただければ、 Genuine Leather のパッションを感じていただけると思います!