Genuine Leather (ジェニュイン レザー)について
Genuine Leather (ジェニュイン レザー)とは、直訳すると、”本革”です。Genuineは、偽りのないという英単語です。私たちは、英語圏内のバイヤーさんと取引する際、”Is this Genuine Leather?”(これは本革ですか？）と聞かれることが多数あります。一見革のように見えて、そうではない”leather”(レザー）表記の製品が、沢山世に出ています。
時々、Genuine Leather (ジェニュイン レザー)＝革だけれど、品質が良くないと勘違いされているブロガーさんもいらっしゃいますが、世界的にみて、本革と言う素材は、大変個性的で、唯一無二で同じものが１つとない、興味深い素材であります。地域や国によって、考え方やとらえ方が異なることが多くあります。それを同じもの差しで見ることは、非常に困難です。人の好みが強く関係しています。
とにかく、”こうなくてはいけない””こうであるべき”という概念が全くないのが、本革と言う素材の魅力です。もし、革について、どなたかが、”良い革””悪い革”と論議する場面に立ち会ったら、是非”レザーは人の好みだよ”と教えてあげてください。本革の性質をきちんと理解している方なら、きっとわかると思います。
さて、私たちは、そういった本革製品を長く扱って来た職人集団です。毎日レザーに触れて、生活しています。癖があるレザーも、手間がかかるレザーも、扱いやすく、素材としての有効価値が高いレザーも、出来るだけ多く触れてきました。Genuine Leather (ジェニュイン レザー)という名前を付けた経緯は、冒頭にあったように、”偽りのない”という言葉は、過酷で労力のかかる本革工場にとって、心の支えになる言葉でした。
今、声を大にして、レザーの事を、もっと根本的なところから、革を通して、人生観が変わることまで、レザーのプロ集団として色々と発信していきたいと思います。
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