vol.2 防水と天然皮革
本日は、水と本革の関係ついて。
皮から革へ
まず、本革の製造工程ですが、水を沢山使用します。
革太鼓という大きな樽に水を入れて革を洗浄し、様々な薬品や染料を入れて太鼓を回します。本日はこの工程については省略します。
本革=水に弱い と思っている方も多いと思いますが、実はこの工程でもわかるように、皮の時点では、水にとても強い素材です。
様々な工程を経てようやく革になるのですが、染色という最後の工程を終える時点で、革はようやく水に対して、弱くなります。
正確に言うと、革自体の機能性として、水に弱くなる訳ではなく、外観的美しさに対して革はぐっと水に弱くなります。
Genuine leather 【ジェニュインレザー】 は考えました。
水に強い性質を持つ本革はできないか。
水に強いという特性を有効にするためには、以下の4つのレベルが考えられます。
レベル1:染色膜を厚くする
レベル2:水分を吸収する
レベル3:水分を弾く(撥水)
レベル4:水を一切含ませない(防水)
それぞれのレベルには外観的要素と、実質的な機能性が共に存在します。
Genuine leather 【ジェニュインレザー】で扱うレザーは、いくつかの段階が存在し、テストされています。
レベル1の塗装膜を厚くするということは、一見して容易ではありますが、外観レベルが悪くなるというデメリットを伴います。
しかし、このデメリットをギリギリのラインまで調整して、より実用的なレザーの開発と訓練をしてきました。
Genuine leather 【ジェニュインレザー】はお客様と商品開発を行います。
是非お手に取って、Genuine leather 【ジェニュインレザー】の革への評価をお願いいたします。